ご相談に至った経緯
Aさんは、相手方会社へ正社員として入社し、事務員として会社業務に従事していました。入所して数年たったころ病気を理由に長期入院をすることになりました。
会社にもその旨報告し、会社からも体調回復に専念するようにと述べられていたのですが、ある日突然、会社から休職期間満了を理由として退職手続をとられてしまいました。
Aさんとしては、事前通告もなく突如一方的にそのような措置をとられたことに納得ができず、弊所へ相談に来られました。
訴訟で、給与2年分を超える解決金を得て解決
Aさんは、相手方会社へ正社員として入社し、事務員として会社業務に従事していました。入所して数年たったころ病気を理由に長期入院をすることになりました。
会社にもその旨報告し、会社からも体調回復に専念するようにと述べられていたのですが、ある日突然、会社から休職期間満了を理由として退職手続をとられてしまいました。
Aさんとしては、事前通告もなく突如一方的にそのような措置をとられたことに納得ができず、弊所へ相談に来られました。
Aさんは、入院していた期間中に会社から送られてきた書類や、これまでの経緯を簡単にまとめた資料を持参し、相談に来られました。
相談では、これまでの就業状況、入院に至った経緯、入院当初及び入院中の会社の態様、退職手続が取られた際の出来事等を丁寧にお話いただけたので、弁護士としても頭の中でどういう事案であり、法的に何が問題になるかがスムーズに整理できました。
本件では、休職期間の満了を理由に退職の手続きが取られましたが、会社から送られてきた資料を精査すると、そもそも会社側がとった退職処理には手続的に重大な問題があることや、入院期間中の会社側の態様に問題があることがわかり、退職の有効性を争っていくことになりました。
まずは、ベリーベストから相手方の会社に対して、本件退職手続きは無効であるとして、通知書を送りました。
会社側は、Aさんを退職にしたことについて違法性はないと強く争う姿勢を示してきたため、結果的に、裁判で長期にわたり争うことになりました。
裁判手続きは長期にわたりましたが、本件の問題点を整理した書面を提出し、その問題点を示す資料を可能な限り提出していくことで、裁判書もこちら側が主張する問題点を理解してくれました。
結果としては、訴訟において裁判所からAさんの主張が認められるであろう心象が開示されたことから、給与2年分を超える解決金が支払われる和解が成立し、無事解決となりました。
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