長谷川 裕史

ベリーベスト法律事務所はまさに、私が考える今後のキャリアに合った事務所であった

長谷川 裕史Hasegawa Hirofumi
パートナー弁護士 / 51期
#中途入社 , #事業承継中心 , #企業法務中心
※所属や役職、業務内容はインタビュー当時のものです。
ベリーベストに入所する前はどのような仕事をされていましたか?
法律の経験を生かしながら、一般の社員として企業に入社。法人設立に関わり、韓国法人で代表理事として会社経営に携わる。

弁護士になってからの3年間は、濱田松本法律事務所に在籍し、キャピタルマーケッツの法務を中心に携わりました。たとえば、投資事業組合の組成、ストックオプションなどのインセンティブプラン、IPOのためのデューデリジェンスや開示書類の作成、株式関連仕組債の開示業務等です。思い返せば、社会人になって間がなく、とにかく業務をこなすことだけで精一杯でした。

ITバブルの頃でもあり、IPO案件等で何人かの20代社長に会う機会がありました。ビジネスへの関心が一層強くなった私は事務所を辞め、ビジネススクールに通いました。2年間、財務、人事組織、生産、マーケティング、経営戦略等、広くビジネスの基礎を学ぶことをできました。

ビジネススクール修了後には、法律の経験を生かしながら、ビジネス世界で力を試したいと思い、弁護士としてではなく、一般の社員として企業に入社し、10数年を過ごしました。当初、宣伝部配属となり、イベントのスタンプラリー台紙を作ったことを今でも思い出します。弁護士のままでは経験できなかったに違いありません。経営企画部を経て、韓国法人設立に関わると、自ら希望し、6年半韓国に駐在しました。韓国法人で代表理事として会社経営に携われたのは、自分にとって貴重な財産です。帰国後は、ライセンス、商品企画、経営管理部門の部長職となりました。幅広い分野に関われたことで、現在ではクライアントとのやり取りにも、大いに生かせています。

ベリーベストに入所した理由、また入所して良かったことを教えてください
ベリーベスト法律事務所はまさに、私が考える今後のキャリアに合った事務所であった

ベリーベスト法律事務所は、個人をお客様とする法務から、企業をお客様とする法務まで、幅広い業務内容が特徴です。私は、当初弁護士になった頃には企業法務にしか関心がありませんでした。しかし、10数年の企業勤務の後、再び弁護士業に復帰するに当たっては、弁護士として幅広い分野を取り扱いたいという考えに変わっていました。その点で、ベリーベスト法律事務所はまさに、私が考える今後のキャリアに合った事務所であったと言えます。

入所して一番良かったのは、自分が希望する新たな法務分野を開拓できたことです。

もともと企業法務に特化した弁護士業務をしていた上、企業内でのビジネス経験もあるため、ベリーベストでも企業法務を中心に業務をしたいとは考えていました。しかも、ベリーベストでは、事業承継チームが組織され、弁護士、税理士そして司法書士が連携して案件に当たる体制があると入所の際に聞いていましたので、当初よりそれに参加したいと思っていました。入所後、そのような希望を事務所に伝えると、何の障害もなくスムーズにそのチームの会議に参加することができました。また自分から進んで事業承継案件を勉強し、会議等でも積極的に発言していたところ、数か月後にはチームのマネジメントを任せていただけるようにもなりました。もちろん幸運な事情もあったとは思いますが、自分が強く希望すれば、それを後押ししてくれる事務所であると改めて認識することができました。

入所後のベリーベストの印象を教えてください
仕事に対する姿勢も真摯で、お客様を第一に思って仕事をしている人がほとんど

非常に若い感覚を持った事務所であるという印象です。

もちろん、代表や所属する弁護士、そしてスタッフも、皆、実際に若いのですが、物事を考えるときの姿勢や考え方、そして行動が非常に合理的だと思います。また、事務所を成長させるとともに、自分も成長するという気持ちが全員にあるように感じられます。仕事に対する姿勢も真摯で、お客様を第一に思って仕事をしている人がほとんどだと思います。いずれの点もある意味当然のことではあるのですが、実際のところ、他の法律事務所の多くがベリーベストと同様というわけではありません。

また、弁護士間やスタッフ間で上下関係を感じる場面が少ないのも特長だと思います。いわゆる「フラット」な組織であり、そのような雰囲気があります。年配の弁護士や、代表弁護士に対して、若い弁護士やスタッフが直接、自分の意見をはっきり言うことができますし、それに対し皆、対等な立場で意見を尊重し、検討してくれていると思います。

現在の仕事内容を教えてください
一般企業法務や事業承継を中心に個人のお客様案件も担当

顧問会社から日々の相談や依頼に応じて契約書作成や紛争解決に取り組む一般企業法務の他に、投資会社からの依頼によるベンチャー企業に対する法務デューデリジェンス、そして事業承継チームの業務及び案件対応が、最近の主な業務です。

特に事業承継案件では、税理士や司法書士とともに担当するため、自然と、税務知識が身に着くようになりますし、法律案件を処理する際にも税務に配慮したスキームを考えるようになったように思います。

事業承継チームではマネージャーでもありますので、事業承継案件に関わるマネジメント業務として、月例会議の開催や、時には勉強会の開催をアレンジすることもあります。

また、企業法務以外にも経験を広げたいと思い、離婚や労働などの個人がお客様の案件も少し担当しています。その分野に慣れた弁護士に自らお願いして、その方の手持ちの案件に参加させていただいています。これまでにやったことのない分野の案件についても、ある程度の業務感覚は持てるようになりたいと思っています。

事務所内の業務の他に、弁護士会の委員会活動、そして弁護士会が主催する勉強会や研修に積極的に参加し、知識のアップデートと新しい分野の開拓をしています。

1日の仕事の流れを教えてください

朝は9時頃にオフィスに着きます。昨晩から積み残しているような案件を早めに処理しつつ、次々とメールで来る業務に対応します。

私は訴訟が少ないため、ほとんどがオフィス内での業務です。書類作成が多いものの、その内容は様々で、内容証明もあれば、訴状もあれば、契約書もあれば、報告書もあるといった具合です。業務をしながら、必要な法律知識の補充を行います。事務所内の書籍やネットで済むこともありますが、弁護士会の図書館を利用することも多くあります。

月に何回かは定例の委員会や勉強会のため弁護士会に出かけます。また、弁護士会の研修やセミナーに自ら応募して、1週間に1~2回はこれに参加します。

ほとんどの日は、夜8時頃に業務を終了して帰宅しますが、忙しい時期には、夜11時頃までオフィスで仕事をすることもあります。

弁護士を目指している方や、ベリーベスト法律事務所への入所を検討されている方へメッセージをお願いいたします
幅広く案件を取り扱っていることから、将来のキャリアに対する適応性はかなり広い

皆さん、弁護士になろうと思うきっかけや理由がきっとあると思います。どのような弁護士になりたいという希望を強く持っている方もある程度いらっしゃると思います。ただ、自分が実際にどんな弁護士になるか、それは、自らの意志の強さももちろん大きな要因ですが、多分に周りの環境によって左右されるのではないかと思います。

事務所に所属する弁護士の多くは、弁護士になって間がない頃は、自分で案件を獲得する力がないため、事務所の案件に携わることになります。ですから、所属する事務所の特長やその事務所の持っている案件の傾向によって、自分の弁護士としてのキャリアが変わってくるのは当然のことです。自分がこの分野をやってみたいと思って勉強していても、事務所にそのような分野の案件がなければ、実践の機会を得ることは困難です。

このように考えると、弁護士になって最初の事務所選びは非常に重要です。

その点、ベリーベスト法律事務所は、依頼主が個人の案件も企業の案件も、国内の案件も海外の案件も、幅広く取り扱っていることから、将来のキャリアに対する適応性はかなり広いと思います。また、非常に若い感覚を持った事務所ですので、普段の業務をこなしつつ、自分の関心ある分野に業務を広げていくこともできます。業務の自由度はかなり高いといえます。

ベリーベスト法律事務所は、まだまだ業域を広げ、成長していく段階にあります。事務所の成長とともに、自分も成長したいと考える方にはお勧めできる事務所です。

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