石毛 孝一

ベリーベスト法律事務所なら、
組織で働く面白さを味わいながら弁護士として成長できる

石毛 孝一Koichi Ishige
パートナー弁護士 / 71期
#錦糸町オフィス所長 , #企業法務チームマネージャー
※所属や役職、業務内容はインタビュー当時のものです。
弁護士になられるきっかけと今に至るまでのご経歴、ベリーベスト法律事務所への入所を選択した理由を教えてください。
ビジネスが拡大することでサービスは向上できる! 自身の経営経験からベリーベスト法律事務所を選択

私は、会社員と経営者を経験してから弁護士になりました。

私が新卒で入社した会社は、顧問先企業の経営コンサルティングのほか、金融機関と連携しての取引先紹介、フランチャイズビジネスに関連する業務などに従事していました。その会社では「30歳までには独立する」ことを社是としていたので、私も独立し、麻婆豆腐専門店を開業しました。一時期は4店舗まで拡大し、弁当販売などの関連事業も含めてアルバイトを含めての従業員は100人ぐらいにまでになりました。経営者としては順調だったのですが、そのような中、交通事故に遭ってしまったのです。

そのときまでは、交通事故で怪我をしたとしても、キチンと補償を受けられると思っていました。保険会社は、適正な額を補償するものだとも思っていました。大学生のときにも交通事故に巻き込まれたことがありますが、保険会社が提案する賠償額を2つ返事で受け取って終わりでした(今思えば、もったいないことをしました)。

しかし今回は、私が怪我をしたことで、代わりのアルバイトの手配などコストの増加や売り上げの減少などで大きな損害が発生したのですが、保険会社は、「会社の損害は支払わない」の一点張りでした。そのときに人生で初めて弁護士に相談したところ、保険会社の担当者は手のひらを返したように何倍もの補償をしてくれたのです。専門家の力を思い知ったので、その出来事があってからは、会社のトラブルなどを弁護士に相談するようになり、いろいろな法律事務所の弁護士に相談をすることを経験し、弁護士の業界に触れるきっかけになりました。

交通事故の治療中は、ワンマン経営の経営者が突然いなくなったこともあり、会社の内部はガタガタになってしまい、いろいろなトラブルが発生しました。従業員がお金を持ち逃げしたり従業員同士がトラブルを起こしたりしたことで多数の従業員が一斉退職するなどもあって、バタバタしたことから、店の評価も下がり、売り上げも低下して大きな損が出ていたのです。それでも、怪我が治って職場に復帰し、次男も生まれ、会社の立て直しに頑張っていたのですが、そんなときに、また、交通事故に巻き込まれてしまい、大けがを負ってしまいました。そこで私も、心が折れ「いよいよ会社はダメかもしれない」と考え、怪我のためにベッドに横たわりながら、この先どうすべきかを悩んでいました。そんなときに、妻が「弁護士になれば?」と突然言ってきたのです。勉強が苦手なタイプで、高校も大学も成績が・・・だったこともあり、はじめは無理無理と思っていたのですが、弁護士業務に対するビジネス的な魅力を感じていましたし、妻が、背中を押してくれたので、司法試験を受けることにしました。

そこからは、ランチタイムとディナータイムの間の時間を使って司法試験の勉強を始めながら、会社社を売却するために動きました。勉強開始から半年で、法科大学院の入試があったのですが、お世話になった中央大学法科大学院の受験の初日の昼休みに売却が決まり、夜に調印して、2日目は後がない状態で受験していたのも今は思い出になっています。
妻はバリバリ働くタイプなので当時1歳になったばかりの次男と3歳の長男の家事育児をしながら勉強をする生活を選んだのです。

次男が小学生になったときに合格していなければ司法試験はあきらめると約束して勉強を始めましたが、子どもたちが保育園にいる間に法科大学院に通うような生活をしながら、幸運にも次男が年中のときに司法試験に合格し、晴れて弁護士になることができました。

就職活動は、とにかく積極的に動きました。規模が大きくなりつつある事務所や、地方にあるいわゆる街弁や、専門特化したブティック、大手渉外事務所など、私なりにいろいろ見て回りました。書類を出しただけというケースも含めば、おそらく100近くに応募し、50前後の事務所で見学や面接をしたのではないでしょうか。

最終的に、ベリーベストを選択した最大の決め手は、比較的職人的な視点を持つ弁護士が多い中、ベリーベストのさまざまな分野に対応する大きな事務所を目指していくというビジョン、経営者の目線に共感できたためです。コンサル時代から弁護士になるまでの経験上、ビジネスは拡大していくとできることがどんどん増えていきますし、サービスも向上できるため、ビジョンをしっかり持って規模の拡大に熱心なベリーベストは、面白そうだなと感じました。

令和4年にはパートナーに就任されています。現在の役割と業務内容、ライフワークバランスについて教えてください。
役職を複数兼務しながら、週に2回は定時で帰社する生活を送りながらも、パートナー弁護士へ就任

私はいろいろ兼任していまして、ひとつは、錦糸町オフィスの所長という役割です。そのほかにも、船橋や錦糸町エリアを総括してマネージメントを行う、エリアマネージャーという役割も担当しています。さらに、事務所内の国内企業法務の経営サイドに関するさまざまな業務に関する責任者である業務マネージャーという役職も担っています。

私の今の仕事量や働き方についですが、もちろん暇ではありません(笑)。ですが、自分ではちょうどいい仕事のペースが保てていると思っています。入所したころは、次男を毎朝保育園に送っていましたし、週に2日は、保育園に迎えにも行って帰宅し、食事やお風呂など子どもたちの世話をして一緒に寝て……という生活をしていました。令和5年の今は、子どもたちが成長してそれぞれ小中学生になっているので負担は減っています。とはいえ、週に2回は私が夕飯を作る当番なので、定時に退社して、買い物をしてから帰宅し、ご飯を食べさせ、それからみんなでお風呂に入って寝る、という生活をしています。土曜日は仕事をすることが多いものの、週に1回以上は休みを取れますし、連休も取れるので、子どもと遊ぶ時間も確保できています。年齢的なところもあって、若い人たちみたいには働けませんしね(笑)。

もう1つ伝えたいポイントとして、自由なべリーベストらしさでもあるのですが、ボス弁や兄弁が残っているから帰れないなんてことはありません。私の1年目は、代表やマネージャー弁護士のすぐそばの席だったのですが、代表やマネージャー弁護士が忙しそうにしているのを見ながら、「お疲れさまでした~」と定時退社していました。代表やマネージャー弁護士も当たり前のことなので「お疲れさま~」と言うだけで、何か言われたこともありません。ベリーベストでしか働いたことがない弁護士にとっては当たり前すぎて気づかなかったりしますが、これが当たり前じゃない職場も多いので、こういう空気感は大事にしたいと思っています。

アソシエイト弁護士からパートナーへ就任したのは、令和4年のことです。独立を考える弁護士が多いといわれていますが、独立した経験から経営の大変さも知っているので、独立は考えていません。大きな組織の中で働く面白さを楽しんでいますね。ベリーベストは、規模がどんどん拡大していることもあって、適正とやる気がある人には、各部門の責任者の仕事がどんどん舞い込んでくるところがあるのですが、いくつかの役職を任されるとそこにはやりがいのある新しいチャレンジが待っていますし、頑張れば頑張るほど、ベリーベストがどんどん良くなって、自分1人では助けられないほどの多くの方へ、よりよいリーガルサービスを提供することにつながっていく実感が持てるのです。1人の弁護士として目の前の依頼者さまに喜んでもらうやりがいを感じながら、たくさんの人に喜んでもらうための仕事のやりがいも感じることができています。

ベリーベストは、新しいことに次々取り組んでいってどんどん大きくなっていますが、完ぺきな状態ではありませんし、完ぺきな状態になることなんてないと思います。だからこそ、もっとよくできることも多いので、これをよくしていけるしあれもよくしていけるというように、次々にチャレンジしていけることはとても面白いと感じていますね。

仕事と家庭を両立させながら、「全件受任主義」を掲げている石毛先生。そのモチベーションの源はどこにあるのでしょうか。
楽しんで業務に取り組み、お客さまにも喜んでいただける仕事を

私自身、基本的に自分が携わっている業務に対して好奇心が刺激されているというか、弁護士という仕事も組織内の管理職という仕事も面白いと感じています。錦糸町オフィスの若い先生方にも、楽しんでやるということと、もっとよい仕事をしよう、ということは常に話していますね。

よい仕事というのは、お客さまに対してが基本です。お客さまがいい結果だと納得して喜んでくださらないと、どれだけ仕事をしたつもりになったとしても意味がありません。そういう意味で「よい仕事をしていく」ということは心がけているところです。また、弁護士はひとりでなんでもできる訳ではありませんので、パラリーガルの方や他士業の方との連携についてもよい仕事をすることが大事だと思っています。

また、私は弁護士になってからの経験が浅いので、やればやるほどレベルアップしている状態ですから、短期間でたくさんの事件にしっかりと取り組み、ほかの人の何倍ものスピードで成長しなければなりません。そういう気持ちを「全件受任主義」と名付け、所内で流行ってきています。「全件受任主義」と聞くと、いろいろな案件を受けているせいで1件1件が適当なんじゃないかと誤解されることもありますが、もちろん、それぞれの受任をしっかりこなすことが大前提です。杜撰な事件処理をしてお客さまに迷惑をかけるようなことはありえません。

弁護士以外の業界では、弁護士業界の中でよく言われるようなお客さまを選ぶという視点はほとんどないのではないでしょうか。お客さまはありがたいものですし、来てくれたお客さまに対して何ができるかという視点で物事を考えていくことが一般的で、お客さまの依頼を断るということはあまりないのではないでしょうか。もちろん、自分が取り組みたい案件だけに集中して取り組むという考え方などを否定するものではありませんが、弁護士が狭い分野しか受けないと、権利が実現できない方がたくさん生まれてしまいます。弁護士に助けを求めている方々たちはたくさんいらっしゃるのです。

「全件受任主義」の一番の根幹は、お客さまのお悩みを「どうすれば解決ができるか」「自分にはどこまでのことができるのか」を考え続け、自分の中のリミッターをかけないようにしたい、ということです。これは無理だと決めつけず、「ここまでならできますよ」など、お客さまの役に少しでも立てるように提案することが必要だと思っています。これは、コンサル時代のころからずっと心がけていることでもあり、オフィスのメンバーともよく話をしています。

「弁護士としてここまではできる」、その上でお客さまにどうするか選んでもらう、ということです。それでお客さまに断られてしまうのは仕方がないことですが、弁護士としては最善の手助けの提案をしたいと考えています。こちらから断るのではなく、こちらが精一杯できることで、もちろん必要な報酬を示して、お客さんにいろいろなプランの提案をする、というやり方こそ、全件受任主義です。多くの弁護士がいるベリーベストの全員が知恵を絞って、他の弁護士には思いつかないような解決策を示せるようになった未来を想像したらワクワクしませんか? 全国津々浦々まで、泣き寝入りする人が出ないようにサービスを提供することを目指そうよということでもあるので、その状態に一番近い規模をもっているベリーベストで働いていることもあって、ワクワクしながら、理想的な状態に近づくように努力を続けることに、とてもやりがいを感じているのです。

ベリーベストの報酬体系についてお聞かせください。
全国2位の売り上げを達成したものの、もらいすぎでは? と感じるほどの評価

実際に担当している事件の数や、経験した事件の数は事務所内の同期との比較ではかなり多いですし、おそらく世の中の同じような経験を持つ先生方の中でも多いと思います。判例集に載っている判例を取ったこともありますし、多くの先輩方が無理だとおっしゃった解決を実現できたことも何度もあります。そういう意味でも、ベリーベスト法律事務所では、さまざまな経験をさせていただいています。その結果として、2年続けて全国の所属弁護士の中で2位の売り上げを達成させていただきました。

ただ、実のところ万年2位みたいで、少し悔しい思いを感じているところです。昨年はついに1位が取れたかと思っていたのですが、最後の1か月で逆転されてしまいました。これはベリーベストの面白さのひとつで、突き抜けたなと思っても、各分野でもっとすごい方が絶対に存在しますし、次々に出てくるのです。今年は、私がチューターしていた弁護士が今2位につけていて、下から突き上げられているところで、うれしいやら悲しいやら……です。ベリーベスト法律事務所だからこそ、そういう楽しい刺激はいっぱいあるのだなと感じていますね。

報酬についての話は少ししづらい部分がありますが(笑)、自分では、もらいすぎと思っているぐらいいただいています。入所前の想像をはるかに超える報酬をいただいているので感謝しています。ベリーベストは月額の固定報酬と役職手当が毎月決まって支払われます。さらに仕事の量や成果に応じてインセンティブが毎月支払われるので、仕事の頑張りへの評価が報酬に直結するようになっています。頑張った分をしっかり評価していただき、すぐに報酬として還元していただけるのは、本当にありがたいなと感じています。

司法修習時代に事務所を選ぶときに、報酬を明示する事務所は増えてきているようなので、いくらもらえるのかわからないということは少ないのではないでしょうか。その上で、5年から10年たって1000万円を達成できたらいいな、というイメージを持っている方も多いのではと思います。私もそうでした。しかし、ベリーベストは、公開されている金額が支払われているので、2年目の弁護士で1000万以上稼ぐ人も珍しくありません。頑張れば頑張っただけもらえる報酬体系が用意されていることは間違いありません。支店長として、所属弁護士にもっと頑張れと言うことが少なく、頑張りすぎて体を壊さないようにとか、成果につながらない勉強もおろそかにしないようにと指導することが多いので、もっと頑張れと言ってばかりいたサラリーマン時代や自分が経営者だったころとは、言っている内容が全然違います。

ベリーベスト法律事務所への入所を検討されている方へメッセージをお願いします。
向上心や好奇心がある方はベリーベストを検討してみてほしい

ペリーベストの採用面接を受けに来た先生にもお伝えしていることですが、いろいろな事務所を知った上でどこにするかを納得して選んだ方がいいと思います。まずは興味ある事務所をたくさん見て検討することをおススメします。

私が、数ある法律事務所の中でベリーベストのよさを挙げるとすれば、多様な分野に積極的に関われますし、早い段階から事件を担当できて、それに見合った報酬ももらえるということでしょうか。さらには、周りに各分野で抜きんでた弁護士がたくさんいて、そのような方々たちが何をやっているのかを取り入れてどんどん成長できるという点も魅力です。

また、私のように、ライフワークバランスを保ちつつ、弁護士としてどんどん成長したい、どんどん上に行きたいというタイプの方にはすごく合う事務所です。
弁護士としてどんどん成長し、成果もどんどんあげて、報酬もガンガンもらってやるぞ、という働き方にはマッチする事務所だと思います。そのほかにも、弁護団や委員会の活動なども推奨されているので、積極的に新しい分野に取り組んでいくタイプの先生も、ベリーベストのことを調べてほしいと思いますね。
もちろん、1人の弁護士の枠にとどまらず、数百人の弁護士と一緒に新しいことに取り組み、世の中をよくしていきたいという野心のある方にもマッチすると思います。

ベリーベストにはいろいろなタイプの先生がいますが、私と一緒に働く新人の先生については、好奇心旺盛なタイプがいいのかなぁと思っています。私がいろいろな分野の事件を担当するタイプなので、そういう環境を一緒に楽しめる先生と働くと盛り上がります。
採用ページのインタビューでもありますので、私と働いてみたいとか、私と話をしてみたいという先生が面接に来ていただいて、いろいろな話ができればいいなと思っています。この記事を見たという方とお会いできることを楽しみにしています。

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