CROSS TALK INTERVIEW
パラリーガル×弁護士対談

パラリーガル×弁護士対談

先生との距離が近いから学びもやりがいも多い
パラリーガルにとってベリーベストだからこそ成長できる環境がある

Y.F
タイタノ誠 米国弁護士

国際案件を主に担当。グアム、北マリアナ諸島、カリフォルニア州、ハワイ州の弁護士資格を取得。趣味は、法律書を読む、お酒を楽しむ、子どもと遊ぶこと。

H.I
K.K パラリーガル

国際法務チームのパラリーガル。法律事務所、一般企業を経て、2013年にベリーベストに入所。現在は知的財産チームや国際法務チームのパラリーガルのマネジメントも担う。趣味は子どもと遊ぶ、お酒を楽しむこと。

法律に触れられる仕事に就きたかった

タイタノ弁護士
Kさんがパラリーガルを目指したのはどういったきっかけだったのでしょうか。
パラリーガルK.K
学生時代に法律を勉強して、その中で司法試験受験も経験していたので、学んだ法律を生かせる法律事務所に就職しました。その法律事務所で基本的な法律知識や社会人マナーを学んだあと、一般企業での法務の仕事を経て、ベリーベストに入所しました。
タイタノ弁護士
そうだったんですね。知りませんでした。ところでどうしてベリーベストを選んだのでしょうか。
パラリーガルK.K
以前の法律事務所で一緒に働いていたパラリーガルの先輩が弁理士になられて、ベリーベストで新規で知的財産部門を立ち上げるとのことで、一緒に働かないかと誘っていただいたことがきっかけで入所しました。
タイタノ弁護士
パラリーガルのお仕事の魅力はどういったところですか?
パラリーガルK.K
やはり、じかに法律に触れて、法律を学ぶことができるところでしょうか。もともと法律を勉強していたということもありますが、法律は生活に身近なもので、自分の周りで法律問題があったときなど、法的な回答はできなくても、自分が知識をもっておくことで、多少の手助けができるときもあります。
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国際法務という新しいチームでの刺激

タイタノ弁護士
Kさんはベリーベストに入所してから、ご自身で成長を実感できた部分はありますか。
パラリーガルK.K
最初の事務所では管理職などではなかったのですが、ベリーベストに入所してからはどちらかというと中堅になってきたので管理面も任せていただくようになってきました。年齢とともに経験も積んできたので、そういったところは成長しているのかもしれませんね。
また、最近では国際法務チームを兼任させていただいているので、国際法務という新しい分野にも挑戦して、これまでなかった知識もどんどん増えてきています。たとえば、アメリカの永住権を抽選で取得できることは国際法務の業務に関わるようになって知りましたし、その手続きについても先生から教えていただけるので成長を実感できますね。
タイタノ弁護士
確かに、それは知らない方が多いかもしれません。実際に移住するのは大変なんですけど、応募は比較的簡単なんですよね。
ベリーベストは、事務所としては以前から国際分野の案件を多く取り扱っていましたが、所内でチームとして組織化されたのは最近なので、国際法務チームもできてからまだ2年目です。そのような中でKさんはパラリーガルとして何か苦労など感じていますか。
パラリーガルK.K
国内の各分野のチームではこれまで多くの事件処理をしていく中でできあがったマニュアルがありますが、国際法務チームにはまだマニュアルができあがっていないところや、業務内容を定型化できていないところもあります。国内のマニュアルやルールに基づいて業務を進めようと思っていても、国際の案件には必ずしも合致しないこともあるので、そういったところの調整が難しいですね。
タイタノ弁護士
ベリーベストの国際法務チームの場合、外国が関わる案件は全部担当しているので、離婚案件もあれば、遺産相続や企業法務もあって、ものすごく幅が広いので、ケース・バイ・ケースで対応していかなければならないものが多いと思います。
パラリーガルK.K
外国が関わる全分野を対応しているイメージですよね。業務が多岐にわたるので、案件によって頭を切り替えていく必要があるのでこの切り替えも難しいですね。
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弁護士の先生をサポートするパラリーガルとしての役割

タイタノ弁護士
Kさんは入所されて約10年とのことですが、入所して1年目、2年目など、最初の頃に戸惑ったことはありますか。
パラリーガルK.K
パラリーガルとして仕事をしていくうえで、「こういったところも意識しないといけないな」と感じたことがありました。
たとえば、ファイリングの方法です。一般的に、ファイリングをするときには時系列に並べるように教えてもらうと思います。ただ、実際の業務では、先生ごとにファイリングの方法が異なることもあるので、担当する先生が見やすいように、担当する先生によってファイリング方法を変えていくことが必要で……。教えられたことをそのままやっているだけではなく、さまざまな場面で臨機応変に対応していかなければならないことに、最初は慣れなかったですね。
一見単純作業と思われがちなファイリングひとつとっても、細かい気遣いが必要で、これはファイリング以外の作業でも同じことがいえますが、こういったところはパラリーガルとして大事な資質だと思います。
タイタノ弁護士
弁護士の先生に、自分でやってほしい、と思うこともありますか?
パラリーガルK.K
ファイリングをはじめ細かなところをフォローしていくことがパラリーガルなのかな、と思いますし、先生には、何よりも事件を処理していただくことや、期日までに書類を作成していただくほうが大事ですからね。
教わったことと違うことをやらなければならない、という戸惑いも最初はありましたが、慣れていくとそれが楽しかったりもします。それぞれの先生に合わせて対応することで、先生との信頼関係も築いていけますからね。
タイタノ弁護士
それがパラリーガルとしてのやりがいにも、つながっていくんですね。
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パラリーガルに求められる「報連相」

パラリーガルK.K
タイタノ先生はパラリーガルに求めていることはありますか?
タイタノ弁護士
弁護士の目が届き切っていないところをフォローしてもらえるのは助かります。ベリーベストの中で、国際法務チームはまだ成長中のチームです。特に、アメリカが絡む案件の実務を主導しているのが私なので、案件数も多いです。そういうときに、漏れがないようリマインドしてくれるのはありがたいですね。Kさんはこうした気配りをしてくれるのでいつも大変助かっていますし、感謝しています。

あと一番大切なのは、報連相ですね。お願いしていた仕事の報告や、特に相談をきちんとしてくれるのは大事ですね。問題を抱えていらっしゃるお客さまに対して、相談を一度挟んでもらえるとお客さまの満足度も高まります。その点、Kさんをはじめ国際法務チームのパラリーガルの皆さんはしっかりと相談してくれるので安心感がありますね。
パラリーガルK.K
タイタノ先生はお客さまからの問い合わせで分からないことがあったときに相談すると、すぐに教えてくださるので、パラリーガルとしても安心です。分からない点は相談させていただき、細かい部分もうるさいと思われるかもしれないくらい伺わせてもらっています。ちょっとした不安や疑問は都度解消することができて、その後の対応にすぐに生かせるので心強いです。
タイタノ弁護士
相談をされて、「相談が多いな、嫌だな」と思うことは本当になくて、逆に「よく相談してくれた!」と思いますし、今後もそれは変わらないと思います。
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パラリーガル同士の連携もさらに強化していきたい

パラリーガルK.K
国際法務チームは、タイタノ先生のデスクの周りに私たちパラリーガルがいるので、すぐに相談できたり話すことができたりしますよね。
タイタノ弁護士
そうですね。横から斜め後ろから、とパラリーガルの皆さんから声がかかったりします。そういう意味では気軽なやりとりも、わりと発生しているかもしれません。パラリーガル同士では関係性はいかがですか。
パラリーガルK.K
国際法務チームのパラリーガルは、豊富な知識や技能をもっている専門性が高い方たちが集まっているので、それらが合致すると強いと思います。ただ管理職としてはこれからさらに経験を積んでいくことでもありますが、まだまだまとめるということが大変なときもあるので、チームの連携強化は頑張っていきたいと思っています。
あと、皆さん、普段からいい意味でしっかりと意見を言ってくれます。言われたからやる、ということだけではなくて、何か違うと思ったことなどがあればすぐに意見を伝えてくれるので、私はその意見を吸い上げて、実行しなければと思っています。
タイタノ弁護士
個性豊かなメンバーですよね。Kさんはマネジメントをする中で、何か工夫していることはありますか?
パラリーガルK.K
「こうしなさい」というような指示の出し方はしないようにしています。「こういうふうになりそうだけど、どう?」と提案する形で、まずはみんなの話を聞いて、そのうえで業務を依頼するようにしていますね。
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丁寧に、自分にしかできないことをやっていきたい

タイタノ弁護士
改めて、ベリーベストでパラリーガルとして働く魅力はどういうところだと思いますか?
パラリーガルK.K
ベリーベストは、先生とパラリーガルとの距離が近いので、経験と知識が豊富な先生からいろいろなことを学んで成長できるというところだと思います。単に流れ作業のように事務作業をこなすというよりは、自分で考えたことを提案・相談して、先生に確認したうえで業務を進めることができるので、それがやりがいにもつながるんじゃないかと思います。
タイタノ弁護士
報連相の話にもつながりますけど、相談をしてもらうことで、弁護士としてもダブルチェックができると思っています。「これでいいですか? どうですか?」と相談をされたときに、私も一度考えるので、それによってお客さまにより良い回答をすることができます。そういった意味で、弁護士とパラリーガル、全員で知識レベルを底上げできますよね。
パラリーガルK.K
そうですね。法律を学んでいる方や法律に興味がある方にとって、働きやすく魅力的な環境ではないでしょうか。
タイタノ弁護士
Kさん自身の今後の目標や、やりたいことはありますか。
パラリーガルK.K
大きな事故なく丁寧に仕事をすることは第一です。あとは、AI技術が進んでいく現在、AIに取って代わられないパラリーガルにはなりたいですね。たとえば、タイタノ先生のスケジュールや対応している案件をチャットボットに登録して、スケジュールの通知や案件状況の通知をさせることなどは今後AIでもできるようになると思います。ただ、パラリーガルの仕事は人でなければできないこともたくさんあると思うので、そういったところで一つひとつ丁寧に仕事をしていきたいですね。
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