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ベトナム進出のメリット Melit

自由化政策、外資優遇政策

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自由化政策、外資優遇政策

ベトナムは社会主義国ですが、1986年以降、ドイモイ(刷新)政策により「社会主義市場経済」という形で経済活動の自由化をっています。2007年にはWTOに正式加盟し、国際的なルールにしたがって貿易やサービス分野での自由化・市場開放を進めています。

また、2015年末までに予定されているASEAN経済統合により、ベトナムを含めて域内人口6.3億人という大きな経済圏でヒト・モノ・サービスの流通が自由化されます。さらに、環太平洋経済連携協定(TPP)への参加を正式に決定したベトナムは、生産拠点としても消費市場としても注目されています。

ベトナム政府は、外国からの投資を誘致するため、さまざまな投資優遇策をとっています。ハイテク産業、インフラ整備、環境保護に関わる産業や労働集約産業などの投資奨励分野が定められていて、法人税を半減するなどの優遇措置で投資を促進しています。

経済成長率、人口動態

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経済成長率、人口動態

ベトナムの経済成長率は、ここ数年5~6%台を維持していて、安定的に成長しています。1人当たりGDPも1,910米ドルと、スーパーマーケットなどのモダントレード業態が登場する段階に入っており、実際にハノイやホーチミンなどの都市部には、イオンやロッテなどの外資系スーパーが進出しています。低所得層が減り、中間層が全人口の40%ほどを占めるようになりました。全人口の平均年齢が29.2歳と若く、「人口ボーナス期」にあるため、消費市場も拡大しています。

ベトナムの特徴

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ベトナムの特徴

生産拠点を海外に移す場合、人件費の安さが重要になりますが、それだけではありません。目先の人件費が安くても、真面目に働く人が少なく離職率が高ければ、結局人事コストは上がってしまいます。 ベトナム人は、勤勉、器用、素直であると言われています。もちろん、「ミスをしても謝る人は少ない」とか、「人前でミスを指摘されるのを嫌う」といった文化的な特徴はありますが、全体としては真面目に働き、素直な性格の人が多いといえるでしょう。また、ベトナムの特徴として、テロや政変などのカントリーリスクが低いことが挙げられます。投資を一瞬で無にしてしまうような事件が起こるリスクは低い国であるといえます。

最近の流れ

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最近の流れ

日本からベトナムへの進出案件は、円安や日本国内の景気回復、大型案件が一段落したなどの要因から、金額ベースでは減る傾向にあります。しかし、投資認可件数ベースでは過去最高を更新していて、中小規模の投資が活発に行われていることがわかります。

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