中国民事訴訟Q&A(その37)
中国律師からの回答
最高人民法院は、1994年1月1日に「中華人民共和国人民法院法廷規則」(法発[1993]40号)を施行し、法廷規則を詳細に規定しています。
法廷規則
- 法廷において騒ぎをしてなりません。
- 発言、陳述及び弁論の際に、裁判官の許可を得なければなりません。
- 傍聴者は、人民法院が発行した傍聴証を持参しなければなりません。
- 無断で録音、録画、ビデオ撮影をしてはなりません。
- 無断で電子通信等の方式により審判活動を生放送してはなりません。
- 法廷を攻撃し、裁判人員を侮辱し、誹謗し、脅迫し、又は殴打してはなりません。
人民法院は、法廷規則に違反した者に対し、訓戒を与え、法廷から退出するよう命じ、又は過料、拘留に処することができます。
重要関係司法解釈
「最高人民法院の『中華人民共和国民事訴訟法』の適用に関する解釈」
(2015年2月4日施行、法釈[2015]5号)第8章 (民事訴訟の妨害に対する強制措置)
「中華人民共和国人民法院法廷規則」(1994年1月1日施行、法発[1993]40号)