新人弁護士の声

No.005
アソシエイト弁護士 / 72期
弁護士 草野 浩介
Q1 入所の理由について

私は、個人的な「死ぬまでにしたいことリスト」を昔から作っており、定期的にバージョンアップしているのですが、その中の1つが「1度は自分の事務所を作る」ことでした。

なので、幅広い業務を経験できる事務所に入り、可能であれば所長等の立場を経験し、将来独立する時の役に立てようと思っていたところ、就職活動中、ベリーベスト法律事務所の採用担当の方に、将来的に私の地元へのオフィス開設を考えている、事務所に入ってくれれば戦力としてしっかり育て上げることを約束する、と言って頂けました。これを受け、私とベリーベスト法律事務所の利害は一致しているのだから、私が頑張ればそれに応じた経験を得られそうだと思い、入所を決意しました。

給料も良かったので、もし約束を破られても頑張って貯金をしておけば何とかなるな、という目算も立ちました。そのため、私は安心して入所することができました。

実際には、現在は当初の約束通り所長を任せて頂いておりますので、私の心配は杞憂でした。就職活動時の説明は、少しは信用しても良いのかもしれませんね。

Q2 実際に扱った事件について

入社してすぐのころに、損害賠償請求事件を請求する側で担当したことがあります。この事件では、交渉段階から、相手方代理人に電話越しに強い口調で責められたりするなど、当事者間の対立が深刻な事案でした。

私は、最終的に当事者同士の信用性の戦いになると思いましたので、これを見据えた何か良い方法がないか先輩弁護士に相談したところ、「証拠は事実について争いになった後に提出すれば良いのであって、最初から開示すべきものではない。相手方に多くを喋らせた後にぶつけるようにしなさい。」とのアドバイスを頂きました。
これを受け、私は訴状段階では、あえて証明力の弱い証拠のみ提出し主張を行ったところ、相手方からは舌鋒鋭く雄弁な反論の書面が提出されました。

しかし、かかる相手方の反論には、こちらが提出していなかった証拠を大きく矛盾する部分がありました。そのため、私が返す刀でその証拠を提出しましたところ、相手方代理人は突如として辞任してしまったのです。そこからは、相手方当事者本人との和解の話合いが粛々と進み、依頼者様の満足のいく和解を得ることが出来ました。
おそらく、相手方の代理人は、依頼者様に肩入れしすぎてしまい、感情を込め過ぎた結果、過剰な認否、反論を行ってしまったのだと思います。弁護士にとって、依頼者様の心に寄り添うことも大切なことではありますが、交渉や訴訟においては、冷静かつ批判的な目線で臨むことが重要なのだと、私はこの1件から学びました。

経済学には冷静な頭脳と温かい心が必要だと言われておりますが、弁護士の仕事にも同じことが入れるのだと思います。

Q3 新人弁護士としての職場環境・研修体制

最低限のビジネスマナーや事務所特有のシステム、各分野の最低限の知識は入所後の新人研修で得ることが出来ます。新人研修後は、実際に案件を担当しながら、先輩に質問し、先輩から書面の修正を受ける等して実践的な知識を身に着けていくことになるかと思います。

私が配属された福岡オフィスは、福岡ではトップクラスに弁護士の数が多い事務所であったため、相談する相手に困ることはありませんでした。
また、福岡オフィスの皆様でも対応できない相談については、ベリーベスト全体の分野別マネージャーに相談し、全体メーリングリストで意見を募る等して対応していました。
所長となった現在も、困ったことがあれば古巣の福岡オフィスの皆様に相談させていただいたりするなどして、何とか業務を回すことが出来ています。

Q4 ワークライフバランスについて

入所後1年間は、初めて体験する弁護士という仕事が楽しすぎて、仕事ばっかりやっていましたね。働けば働くほど給料も増えましたし、仕事をこなし、事案を解決させると、依頼者様に感謝して頂けます。これがとても楽しくて、日々の業務はあまりきついとは感じていませんでした。基本的には平日土日問わず仕事をしつつ、週に1回のテニスと、時々やるテレビゲームやボードゲーム、同僚とのご飯等が主な私の娯楽だったと思います。

ただ、最近は、そもそも私の人生目標が「実際の寿命と健康寿命を一致させること」だったことを思い出しましたので、仕事一辺倒な生活にならないように気を付けています。本格的にテニスを鍛えようと思い、ジムに行ったりプロのコーチにフォームを見て貰ったりもしています。

委員会活動については、修習先の地域に異動となったこともあり、自分の興味がある委員会や親しい弁護士が所属している委員会に参加して、日常業務ではあまり触れない分野の知識も得たりしております。

Q5 長崎オフィスについて

私は2021年6月1日から、新しく開設された長崎オフィスの所長として勤務しております。入社前は、3年から5年程度経験を積んでから独立するか所長として派遣されるのだと考えておりましたので、入社後1年半での派遣は想定よりも早かったです。

しかし、実際には、仕事を行う上ではあまり困ったことはありませんし、電話1本で福岡の方々に相談することができますので、長崎ではのびのびと仕事をさせてもらっています。開設当初なのでスペースが広く余っておりますので、執務スペースも広く確保できていますし、空間が広く窓が大きいのが非常に快適ですね。

7月から新しく事務員さんと後輩の弁護士が入ってきましたので、おふたりに色々教えたりしつつの執務となっておりますが、これがまた非常に自身の勉強になっております。指導する以上、根拠もないことは言えませんので、改めて自身の習得した知識を再確認することとなり、意外とこの作業が楽しいです。
今後は、事務員さんと後輩弁護士を一人前に育て上げることが当座の目標ですね。

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