「今ならもっと良い弁護活動ができる。」
そう思える出来事がありました。
弁護士業を休み、外国で1年ほど専業主夫をしました。
生後8ヶ月の息子と2歳近くまで向き合いました。
泣き止まない息子に手を上げそうになったこともありました。
仕事から疲れて帰ってきた妻に、ひどいことを言ってしまったこともあります。
今まで依頼者からお聞きする子育ての大変さ、孤独さに対して
「分かります。」という顔で聞いておりました。
しかし、「私は、全く分かっていなかった。」
と思わされることの連続でした。
この経験で学んだのは、「依頼者の声に謙虚に向き合う。」との姿勢です。
人間の想像力には限界があります。使い古された言葉かもしれませんが、それを学べた貴重な経験でした。
あなたの話を聞かせてください。それが事件解決の第一歩だと考えています。
裁判官や相手方に、依頼者の置かれた状況をきちんと理解させ、
適切な結論に導くよう、1件、1件の事件に取り組んでまいります。