宅地造成等規制法とは、宅地造成による土砂災害やがけ崩れなどによる災害を防止するための規制をする法律です。
宅地造成等規制法では、各都道府県知事が土砂災害の生じやすい区域などを宅地造成工事規制区域に指定し、宅地造成工事規制区域内で行われる宅地造成工事については、着手前に各都道府県知事の許可を受ける必要があります。また、各都道府県知事は、竣工時の検査や法律上の技術的基準に沿った造成を確保するために必要な指導監督を行います。さらに、宅地の所有者には、保全の努力義務が課されます。
宅地造成工事規制区域内の土地を購入する際には、宅地造成工事が法律上の基準に適合しているものであるかを確認するために「検査済証」の有無を確認するようにしましょう。