防火管理者とは、多数の人が利用する建物での火災などによる被害を防止するために、防火管理に係る消防計画の作成、防火管理業務の計画的実施をする責任者のことをいいます。
消防法では、一定規模の防火対象建築物の管理権原者は、有資格者のなかから防火管理者を選任し、防火管理業務を行わせなければならないと定めています。防火管理者に選任されるためには、防火対象物において防火管理上必要な業務を適切に遂行できる管理的・監督的な地位にある人(例:総務部長、安全課長など)であって、防火管理上必要な知識・技能を有していること(例:防火管理講習修了者、学識経験者など)が必要になります。