建設職人基本法とは、正式名称を「建設工事従事者の安全及び健康の確保の推進に関する法律」といいます。この法律は、一人親方を含むすべての建設工事従事者の「安全」と「健康」を確保する目的で平成29年3月16日に施行された法律です。
建設現場で働く方は、他の業種よりも事故や怪我のリスクが高い仕事に従事しています。建設現場では、毎年多くの方が亡くなっており、建設現場で働く人の安全と健康の確保が大きな課題とされてきました。労働者の健康と安全に関する法律としては、「労働安全衛生法」がありましたが、同法は労働者のための法律ですので、建設現場に多い一人親方がこれで守られるというものではありません。
そこで、建設現場で働くすべての人の安全と健康を確保するために、建設職人基本法が制定されました。