2026年4月入所予定の新卒パラリーガルを対象に、東京オフィスにて「電話・要約研修」を実施しました。
パラリーガルは、お客さまからの最初のご相談を受けることが多く、電話で伺った内容を正確に理解し、弁護士へ適切に伝える役割を担います。
そのためには、
・電話での丁寧で分かりやすい応対
・相手の話の要点を整理する力
の両方が欠かせません。
本研修では、講義だけでなくロールプレイや演習を通じて、入所後の業務で必要となる電話応対力と要約力を実践的に学びます。
まずは、電話応対の基本についての講義から始まります。電話の相手は「声」と「話し方」だけで事務所の印象を判断するため、電話対応そのものが事務所のイメージにつながることが説明されました。
続いて、自分の「話し方の癖」を知るワークを実施。
文章を音読し、1分間で読めた文字数を計測することで、自分の話すスピードや聞き取りやすさを客観的に確認します。その後はペアになって読み上げ練習を行い、話すスピード・声のトーン・滑舌・抑揚などについて互いにフィードバックを行いました。
参加者からは、
「自分が思っていたよりも早口だった」
「相手に伝わる話し方を意識する大切さに気づいた」
といった声も聞かれ、自身の話し方を見直すきっかけになったようです。
その後は、実際の電話対応を想定したロールプレイで実践スキルを磨きます。
案件対応中のお客さまからの電話対応や、関係機関からの問い合わせ、担当弁護士へ取り次ぐ場面など、実務で想定される複数のケースを題材に練習を行いました。
さらに、担当者が不在の場合の対応や折り返し連絡の案内など、状況に応じた適切な言葉遣いや対応方法についても学びました。
電話応対はシンプルな業務に見えますが、正確な情報の聞き取りや迅速な状況判断が求められる重要な業務であることを、実践を通じて理解するプログラムとなりました。
研修の後半は、「要約スキル養成研修」を行いました。
要約スキルとは、相手の話や文章の「要点を整理して簡潔にまとめる力」のこと。パラリーガルは、お客さまから伺った内容を整理し、弁護士に分かりやすく伝える役割を担うため、このスキルが非常に重要になります。
演習では、さまざまな法律分野の電話相談内容を想定した文章をもとに、「何が起きたのか」「どのような対応が必要か」などを整理して要約するワークに取り組みました。
丁寧な言葉遣いでお客さまの不安や悩みに寄り添いながら、正確な情報を弁護士へ伝えることは、パラリーガルにとって重要な役割のひとつです。
今回の研修では、入所後の実務を具体的にイメージしながら、業務に必要なスキルを身につける機会となりました。
参加された皆さんの感想をご紹介します。
要約スキルの研修では、実際に聞き取って自分がどれくらい理解できているか実感することができ、今後の課題点を見つけることができました。特に5W1Hに気をつけて主語が誰の出来事なのかしっかり理解できるようにしていきたいと感じました。(聖心女子大学 Kさん)
ペアワークを行ったことで、自分では気づくことのできない点のフィードバックが得られた点がとても良いと感じました。(成城大学 Hさん)
電話対応には、要約力が大切だと言われてあまりピンとこなかったのですが、要約練習を経て、簡潔に伝えることや申し送りに大切なのだと分かりました。(中部大学 Tさん)