2026年4月入所予定の新卒パラリーガルを対象に、東京オフィスにて「サービス研修」を実施しました。
本研修のテーマは、“弁護士業はサービス業である”という原点を理解すること。
法律事務所というと「堅い」「怖そう」「気軽に相談できない」といったイメージを持たれることも少なくありません。電話などで最初にお客さまと接するパラリーガルは、まさに事務所の顔ともいえる存在です。
お客さまにとって“安心できる存在”であるための姿勢や考え方を、入所前から丁寧に身につけ、入所後に円滑に業務へ臨めるよう本研修を行っています。
まずは、法律事務所の一般的なイメージやお客さまについて考える講義とグループディスカッションからスタート。テーマごとに考えたことを話し合い、グループごとに発表します。
登壇所員からは、
「お客さまは“法律の答え”だけでなく、“自分の気持ちを受け止めてもらえるか”を見ている」
「お客さまに共感するためには、想像力を持ってお話しすることが重要」
といった視点も共有されました。
単なる業務理解にとどまらず、“お客さまの感情や背景まで想像する力”の重要性を考える機会となりました。
続いて、受付対応を題材にしたロールプレイを実施。
参加者の数名がお客さま役となり、登壇所員が受付役として“良い対応”と“悪い対応”を演じ、両者のどこが違うのかを皆で分析します。
・目を見て話すこと
・声のトーン
・お辞儀や所作
といった些細な違いが、相手の安心感を大きく左右することに、驚きの声が上がりました。
デスクワークのイメージがあるパラリーガルの業務ですが、実際は“人と向き合う力”が非常に重要であることを改めて実感するプログラムとなりました。
その後、大手ホテルや航空会社のサービスを題材とした課題図書を読み、印象に残ったフレーズや気づきを記録するプログラムへ移ります。法律業界の枠を越え、他業界の一流事例から「サービスとは何か」を考えることで、“法律事務所=サービス業”という考えをより立体的に捉える機会となりました。
研修の締めくくりは敬語の復習。パラリーガルは電話応対が非常に重要な業務であるため、「正しい言葉遣い」は、お客さまの不安を払拭する大きな要素です。基本に立ち返り、敬語表の確認や実践的なポイントを学習しました。
課題についての議論も大いに弾み、終始和やかな雰囲気の中で研修は進行しました。同期としてこれから共に働く仲間との距離も縮まり、入所に向けた意識がさらに高まる、充実した研修となりました。
参加された皆さんの感想をご紹介します。
良いサービスと悪いサービスを体験できた点が良かったです。実際に冷たくされると話したいことも話せなくなってしまい、ベリーベストにおけるサービスの重要性を再確認できました。(中央大学 Sさん)
今回のサービス研修を通して、お客さまの立場に立って物事を考えることの重要性を改めて理解することができました。特に、言葉遣いや表情、声のトーンなど、細かな点が相手に与える印象に大きく影響するという点が印象に残っています。また、これまで感覚的に行っていた対応についても、なぜその対応が必要なのかを理解しながら行動できるようになったと感じました。(聖心女子大学 Iさん)
グループディスカッションが多く、自分の考えを整理するだけでなく、他の人の意見を聞くことができた点が良かったです。自分にはなかった視点に気づくことができ、学びが深まりました。(國學院大学 Sさん)