理由は主に2点あります。
1つ目は、離婚や労働事件、交通事故などの、さまざまな個人法務案件を扱える点です。個人法務は、お客さまの個人的な問題について一緒に解決に向けて進めていくことができ、役に立てている実感が持てるというイメージがあったため、個人法務を多く扱える事務所を希望していました。
2つ目は、働く際の条件や環境です。ベリーベストは、ホームページなどで報酬実績の平均値・中央値まで明示しており、事務所説明会でも働き方や執務条件などを詳細に知ることができたため、信頼のおける事務所だと感じました。
入所して最初の1か月間は東京オフィスで、主に取り扱う分野に関してマネージャーの先生方から講義のような形で研修を受けました。
特に注力分野である離婚、労働、交通事故については、実務で見落としが発生しやすいところや、お客さまの利益を最大化するために気づくべきポイントなど、研修後すぐに業務で生かせる情報を教えていただきました。入所した直後に、そういった研修体制が整っていたことは大変ありがたかったです。
最初は大阪オフィスに配属されましたが、配属後、1か月くらいで天王寺オフィスにて臨時の所内公募があり、応募しました。
天王寺オフィスに応募した理由としては、先輩の先生にご指導をいただきながら、密に交流を深めたいと考えており、少人数かつ距離が近い環境で働きたいと思ったためです。
実際、天王寺オフィスは弁護士同士の執務デスクの距離が近いため、仕事の相談や雑談も気軽にしやすいです。皆さんやさしい方ばかりなので、良い人間関係の中で働けています。
大規模オフィスでも小規模オフィスでも、それぞれに良さがあり、自分に合った働き方を求めて希望が出せることも、ベリーベストの魅力の1つだと思います。
1年目に担当した初めての労災事件が、特に印象に残っています。過重労働により脳出血を発症し、半身不随になってしまった方の事件です。
企業側への損害賠償請求額を計算したところ、1億円ほどになることがわかりました。和解での交渉を試みましたが相手方が応じなかったため、裁判となりました。結果として、要求額の半分以上にあたる多額の損害賠償金が認められ、多くのメディアにも取り上げられるほどの、社会的影響の大きな事件となりました。また、この件で「ベリーベスト賞」という所内表彰もいただいています。
事件終了時に、依頼者の方から「本当にお願いしてよかったです。ありがとうございました」とお礼の言葉をいただいたときは、心からよかったと感じましたね。
この事件を通じて、労災事件の奥深さに気づくことができました。さまざまな類型があり、どのようなアプローチで相手方の責任を認めさせるかを考えることがとても興味深く、労働災害分野を自分の専門分野にしたいと思うようになり、現在も積極的に取り組んでいます。
ベリーベストで弁護士として働く魅力は、大きく4つあると考えています。
まず、1年目から自分で依頼を受けて事件を処理する経験を積めることです。早い段階から裁判所での調停や期日の対応、お客さまや相手方との電話対応など、最初から最後まで1人で事件を担当できるので、弁護士としての実践的な力を身に付けることができます。
2つ目は、成果がしっかりと報酬に反映されることです。自分が担当した案件での成果や売り上げが集計され、毎月の報酬や賞与が算定されます。努力が正当に評価されることで、さらに上を目指すモチベーションにもつながり、弁護士としての経験やスキル向上との相乗効果が生まれます。
3つ目は、各分野のプロフェッショナルに気軽に質問や相談ができる環境が整っていることです。各分野に精通したマネージャーの弁護士や元検事の弁護士が在籍しており、疑問点を質問することで自分の担当する案件をより良い方向に導くことができます。
最後は、幅広い分野を扱っているからこそ、入所後の日々の業務を通じて、自分の専門にしたい分野や、やりたい分野を見つけられることです。さまざまな案件に触れる中で、自分に合った専門分野を発見できる環境があります。私自身も労災事件を担当したことで、この分野に魅力を感じるようになりました。
弁護士としての目標が決まっている方も、まだ決まっておらず、これから具体的に決めていきたいという方にも、ベリーベストはおすすめの事務所です。