令和8年(2026年)2月から3月にかけて、全国7拠点(東京、北千住、岐阜、名古屋、天王寺、大阪、堺)にて令和7年予備試験合格者及び司法試験合格者を対象としたウィンタークラークを実施いたしました。
本クラークは、2日間の日程で行われ、各オフィスの弁護士がそれぞれ趣向を凝らし、独自のカリキュラムを企画しています。法曹としての一歩を踏み出そうとしている皆さまに、弁護士の多様な働き方や考え方に触れ、自身のキャリアを考える一助としていただくことを目的としています。
この日は3名のクラーク生を迎え、東京オフィスの三島広大弁護士が実際に担当した刑事事件を題材にしたケーススタディを実施。
身柄解放に向けて「どの段階で、どのような主張を盛り込んだ書面を提出すべきか」といった書面作成のポイントから、接見時の携行品や被疑者とのコミュニケーションの取り方に至るまで、教科書だけでは学べない生きた実務のノウハウが紹介されました。
特に盛り上がりを見せたのは、被害者との示談交渉や量刑の見通しに関するディスカッションです。
「医師や教師という立場がある被疑者の場合、逃亡の恐れをどう評価すべきか」「被害感情が強い中で、示談金の提示額をいくらに設定し、どのように交渉の糸口をつかむのか」といった三島弁護士からの問いに対し、クラーク生からは次々と鋭い意見が寄せられました。
議論の締めくくりとして、三島弁護士は刑事弁護の意義について次のように語りました。
「刑事弁護の仕事は、100の悪いことをした人の罰を0にするための仕事ではありません。100の罪に対して120の過剰な罰を与えられようとしている状況があれば、100の正しい処罰に是正する。それが権利擁護を担う弁護士の重要な役割の一つだと考えています」
その他にも、企業法務や一般民事を題材に起案演習などを行い、幅広い分野における実務の進め方について理解を深める機会となりました。
最終日の夜には、弁護士を交えた懇親会を開催。おいしい食事を楽しみながら日々の働き方やキャリア形成について、実務家としての生の声が共有されました。
「労働事件に関して、ヒアリングから提案書の作成までを体験させていただきました。これまでは体験できなかったことなので、貴重な時間だったと感じています。イメージが漠然としていた労働分野ですが、実務的な観点から分かりやすくご説明いただき、とても勉強になりました」
「契約書作成の課題がとても印象に残っています。契約書の作成をするのは初めてで、最初は戸惑う点も多かったのですが、実際に事業を行う上ではあらゆる法律上の問題について考察し、その問題点をクリアするべく契約書を作成する弁護士の責任とやりがいを感じ、早く弁護士として実務を経験したいという思いが強まりました。」
「懇親会では先生方のお人柄に触れることができて良かったです。先生方の抱えている仕事量や、新人のうちにやった方がいい業務分野など、さまざまなお話を伺うことができ、勉強になりました」
「執務体験において、実際の事案を課題として経験させていただき、実務で求められる視点や考え方など、日頃の勉強では学べないことを数多く学ばせていただくことができ、自分の将来の進路を考える上で、非常に貴重な経験をさせていただきました」
ベリーベスト法律事務所では事務所説明会を随時開催しております。説明会では、先輩弁護士への質疑応答や懇親会(ご希望の方のみ)などを行っています。選考をご希望の方はもちろん、「まずは話だけでも聞いてみたい」という方も、ぜひお気軽にご参加ください。