為替デリバティブ あらゆる為替デリバティブ問題にベストな答えを。|弁護士法人 ベリーベスト法律事務所



為替デリバティブの基礎知識

突然の円高、いったい何をすればいいのでしょうか?
被害者になってしまって、資金繰りに専念しているうちに、全てを金融機関任せにしてしまったり、金融機関から言われたことを鵜呑みにしてしまったりすることもあるかもしれません。
いざと言う時に困らない為に基礎知識を身につけておきましょう。

金融ADRとはどういうこと?
紛争解決機関を行政庁が指定・監督し、その中立性・公正性を確保。
利用者から紛争解決の申立てが行われた場合には、金融機関に紛争解決手続の利用や和解案の尊重等を求め、紛争解決の実効性を確保。
金融分野に知見を有する者が紛争解決委員として紛争解決に当たることにより、金融商品・サービスに関する専門性を確保。
為替デリバティブの問題点って?
(1)契約期間が5~10年の長期リスクを負わないといけない
(2)円高リスク>円安ゲインとなっているか,リスク負担において数倍の開きが生じている(レバレッジ・レシオ)
(3)商品自体に大きな問題点を含んでいる(円高時に金融機関側がノックアウトする商品である)
(4)販売方法においても問題点が含まれている
a.為替リスクのない企業に対する販売
b.企業が行う為替取引額以上のヘッジを行う商品の販売(オーバーヘッジ)
c.商品理解度の低い販売員からの営業が目立ち,適切な商品説明,リスク説明を行っていない
d.商品購入後の販売元(金融機関)からのフォローが殆どない
ノックインとは?
ノックインとはあらかじめ定めた水準(株価水準等)を下回ることをいい、ノックイン投信とは投信のリターンの決定に一定のノックイン条件が付されている投信のこと。ノックイン投信は、“リスク限定型”、“リスク軽減型”というキャッチフレーズを打たれているものがある。リスク限定型ノックイン投信の典型例としては、一定期間に日経平均がXXX円を下回らなければ4%の配当を支払うが、XXX円を一度でも下回ると、日経平均の動きに連動したリターンになるというった形態になる。(一定額以上値下がりした場合にのみリスクがあるという意味でリスク限定型と呼ばれる)
ノックアウトとは?
ノックアウトオプションとは、オプションの原資産の価格が、オプションの期間中に一度でも所定の価格に達すると権利が消滅するオプションのこと。この所定の価格をノックアウトプライスと呼ぶ。オプション価値の減少方向(コール:原資産価格の下落、プット:原資産価格の上昇)にノックアウトプライスが設定される。逆の方向にノックアウトプライスが設定されるものを、リバースノックアウトオプションと呼ぶ。
コールオプション
コールオプションは、ある商品を一定の価格で買う権利です。簡単にいうと、買い予約に選択権が付いたものです。
コールオプションは、商品の値上がりリスクに対する保険の役目をします。例えば、輸入業者は、コールオプションを買うことで、ある一定の価格(行使価格)よりドル(外貨)を安く買う保証が得られます。ドル相場が値上がりした場合には、オプションを行使して予約価格(行使価格)でドルを買います。逆に、ドル相場が値下がりしたら、オプションを放棄して市場の時価でドルを買えるからです。
プットオプション
プットオプションは、ある商品を一定の価格で売る権利です。簡単にいうと、売り予約に選択権が付いたものです。
プットオプションは、保有する商品の値下がりリスクに対する保険の役目をします。例えば、輸出業者は、プットオプションを買うことで、ある一定の価格(行使価格)よりドル(外貨)を高く売る保証が得られます。ドル相場が値下がりした場合には、オプションを行使して予約価格(行使価格)でドルを売ります。逆に、ドル相場が値上がりしたら、オプションを放棄して市場の時価でドルを売れるからです。
トリガーとは?
条件付のオプション取引において、その値が付いたオプションの発生や消滅が起こる条件となる価格のことを指します。

例えば、100円が行使価格のドルコール円プットオプションで、105円にノックアウトが設定されていたとすると、105円が付いた時点で、100円でドルを買う権利が消滅します。
このときの105円という水準をオプショントリガーと呼びます。
スワップとは?
スワップとは、異なる通貨や金利を交換することです。
為替デリバティブ取引では、ドル建てと円建ての元本を想定した上、その金利を企業と銀行の間で交換します。
円建ての元本に対応する金利を企業が銀行に円で支払い、銀行はドル建ての元本に対応する金利をドルで企業に支払います。
これがクーポンスワップ取引です。なお、銀行が企業に払うドルの金利は、一定の為替レートを決めた上で算出したものです。
したがって、その一定の為替レートより円高になった場合には、企業は市場よりも不利益な条件でドルを押し付けられることになります。